VirtuosがGlass Egg社を買収し、ベトナムに戦略的投資を実施

05/20/2022

Glass Egg社がVirtuosのグローバルに展開するスタジオネットワークへ加わることによって、アート制作とゲーム開発能力が大幅に強化

世界的なゲーム開発会社であるVirtuosは、本日、ベトナムのホーチミン市(HCMC)を拠点に従業員400人を擁する2D・3Dアート制作スタジオ、Glass Egg Digital Media社(以下Glass Egg) の買収が完了したことを発表しました。Virtuosはすでにホーチミン市にあるSparx*社を所有しており、Glass Egg社と合わせて、今後ベトナムで1000人近いゲーム専門家を雇用する見通しで、さらに2022年6月には別のスタジオが新設される予定です。これは、現地で1,500人の従業員を雇用し、ベトナム最大のゲーム開発会社に成長するというVirtuos社の目標をサポートするものです。

1999年にCEOのフィル トランとCFOのスティーブ リードが共同設立したGlass Egg社は、2Dおよび3Dのアセットとコンセプトデザインを含む幅広いアートプロダクションサービスを提供しています。同社は3Dの乗り物におけるデザインの卓越性が業界内で認められた後、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』、『Marvel’s Spider-Man (スパイダーマン)』、『ジュラシック・ワールド・エボリューション』、『Need for Speed™ Heat (ニード・フォー・スピード ヒート)』『Forza Horizon 4(フォルツァ ホライゾン 4)』などの有名なAAAゲームに貢献しました。

買収後、Glass Egg社は「Glass Egg – a Virtuos Studio」としてリブランディングされ、トランとリードはそれぞれCEOとCFOとしてスタジオを指揮し、独立した運営を継続します。

Members of the Glass Egg team

VirtuosによるGlass Egg社の買収は、アート制作とゲーム開発サービスの強化を目的としています。また、新設されるスタジオは、東南アジアのゲーム開発ハブというベトナムの位置を活用して、Virtuosをアジアのクライアントに近づけるだけでなく、クリエイティブな才能を持つ人材の宝庫へのアクセスも提供します。

Virtuos社のCEOであるジル ランゴリは次のようにコメントしています。「Glass EggのチームをVirtuosファミリーに迎え入れることができ、とても嬉しく思っています。彼らの強力なブランド力と、大規模かつ長期的なローカルオペレーションは、Virtuosとの優れた相乗効果を発揮し、私たちの専門知識を結集して、卓越性への取り組みを強化することを期待しています。」

また、Glass Egg – a Virtuos StudioCEOであるフィル トランは次のように述べています。「私たちは業界の猛者であるVirtuosの一員になれることを光栄に思っています。これは弊社のスタッフがさらにスキルを向上させ、より幅広いプロジェクトを引き受けることができることを意味し、結果的に私たちのクライアントにも利益をもたらすことになります。Virtuos社のサポートとリソースによって、私たちは次の成長フェーズにおいて業界に有意義に貢献できるよう注力していくつもりです。」

Glass Egg – a Virtuos Studio CFOであるスティーブ リードは、「買収後の最優先事項は、オペレーションの統合です。同じプロジェクト管理、コミュニケーションツール、プラットフォームを使用することで、世界中の他のVirtuosスタジオとの相互運用性をより促進し、競合他社よりも多くの制作オプションをクライアントに提供できるようにします。」と述べています。

Glass Egg-Virtuos Studioは、今年1月のVolmi Gamesをはじめ、2020年のロサンゼルスのCounterPunch Studios、2017年のダブリンのBlack Shamrock、ベトナムのSparx *など、過去10年間にVirtuosが実施したスタジオ買収と統合の実績に追加されます。また、 2021年にはベアリング・プライベート・エクイティ・アジアから1億5千万米ドルの投資を受け、リヨンにスタジオを開設し、グローバルにスタジオネットワークを拡大しています。

Virtuosはリンカーン・インターナショナルからアドバイスを受け、Sperry、Mitchell&Companyが交渉を支援して、Glass Egg社の独占的なファイナンシャルアドバイザーを務めました